人は、自分が今、何をおもっているのか、自分の心が見えないときが多いのです。
そして、無意識のうちに行為をしています。
人は普段、自分を守るためにリアクションをしています。その結果、楽な事を選択しています。
「どうして私は不幸なのだろう」「あの人が悪い」「あの人が責めている」「あの人が悪く言っている」
また、「社会が悪い」「親が悪い」「環境が悪い」など、すべてまわりが悪いのだという考え方をして、
自分を見ることをせず、人のせい、外のせいにしています。人や環境のせいにしていれば、とても楽だからです。
しかし、それでは変わることがありません。自分の力で他の人の心や環境を変えることはできないからです。
これらのことは、自分で深く気づかない限り、本当の意味で自分が変わることはありません。
すべては自業自得、自分の責任です。

幻冬舎文庫　「瞑想で心の癖を変える」ヒマラヤ大聖者のシンプルな知恵より